投稿日:2007-03-30 Fri
ちょっと、困惑した事例。ついさきほど、スギナ茶を買いに来られたおばあさん。
いつもなら、はいいくらでです。と言って売りますが。
時間があり、お客さんがいなかったので、病気の話を聞いてしまった。
すると、単なる腎臓病ではなく、腎不全の診断もあり。
クレアチン2.4・・・正常値0.8まで
しかも、腎不全でよき使われるクレメゾン(尿素吸着剤)
を服用し、抗コレステロール剤も併用している。
そこで、スギナの利尿作用を期待するより、抗腎機能不全効果のあ るオウギを薦めた。症例などを話すも、別の生薬を薦めたのが良く
なかったのか、副作用はあるか?薬袋に何もかいてないので、本
で調べたいなど言い出す。
このように始めに不信感を持たれると、必ずトラブルのもととなる
ので、そのまま引き取ってもらった。
親切心で薦めても、不信感を持たれるなら、はじめに言われたよう スギナを売っておけば良かったにのかも。
説明の掛け違えがときにはあるもので
投稿日:2007-03-28 Wed
最近、特に中年女性の顔面を主とする皮膚炎が多くみられます。子供時代にはほとんど、皮膚炎症状はなく。3年から5年くらい前に
あるきっかけで、発症していることが多い。俗ににいうアトピーでは
ないのではないかと思われます。
診断名は、アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、慢性湿疹
などがつけられているようです。まあ、漢方薬での治療には病名は
参考ていどで、関係はありませんが。
原因・きっかけは化粧品によるかぶれからからが多く、ピクニックに いってそこで、草・ 虫での炎症などもあります。普通は初期の治療
で一過性のもので、短期間で治るはずのものです。ステロイドのつ けすぎで治りきらなくことがあるようです。
治療に対する漢方薬は
皮炎湯(ひえんとう)、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、梔子柏皮 湯(ししはくひとう)が適応になります。
かなり、はっきりした痒みを伴った炎症や紅潮がある場合は
皮炎湯の煎じ薬を内服し
30%のモクタール軟膏 の組み合わせが
今まで非常に有効でした。なかには1ヶ月で
きれいになった例もあります。
投稿日:2007-03-24 Sat
軟膏によるアレルギー今日、なななんと漢方薬の軟膏で、めったにない症例が続けて2例も ありましたので、書いておこうと思います。
例1)20歳代の独身女性、
小児時代かのアトピーで、時々皮膚科加療していた。最近では
皮膚科にて、ストロングとベリーストロングのステロイドのぬり 薬で炎症はおさまって来局した
そこで、胃腸が弱いので、消化吸収能力を改善する目的で
補中益気湯と顔面がやや紅潮状態が残っていたので、梔子柏 皮湯を併用して、紅潮部にタイツ軟膏を、乾燥部にヒルロイド
ソフトとレスタミン軟膏の混合軟膏を塗布してもらう。
すると、タイツ軟膏を塗った数時間後にはかぶれたように
塗った部分が浮腫状にアレルギー炎症がおきる。また、ヒルロ イド混合軟膏も、炎症がおきた。
すぐ、ステロイド軟こうにて、一時的に炎症を鎮めた。
例2)やはり20代の女性
やはり、ステロイド軟膏を長期につけていた
アンテベート・ワセリン混合軟膏やダイヤコート
10日まえに来局してときは、中程度の顔面を主たる場所
とした炎症があり、試しとして、
皮炎湯(煎じ薬)・・・・内服として
タイツ軟膏・・・・・・・・乾燥部や痒い場所に
30%モクタール軟膏・・・顔面によるのみ塗布する
1週間後には顔面の炎症がかなり、見た目にも軽度に
なったので、ヒルロイド・レスタミン軟膏の混合剤を乾燥
部に新たに塗布することにした。
すると、翌日から ヒルロイド・レスタミン軟膏を塗った部分
が浮腫状に腫れ上がった。処置はステロイドを嫌うため、
モクタール軟膏にて軽快しつつある。
以上の例から、まず安全と思われる軟膏類でも、アレルギー傾向
のある方には慎重をようすることが大事であるようです。
かって、1例だけだが、ステロイドのキンダベート軟膏でアレル ギー炎症が起きたことがあった。
投稿日:2007-03-14 Wed
22歳の学生。3ヶ月前の相談者。常に身体がだるく、家にいるときはいつも横になった
いることが多い。ほとんど学校以外は外出はしないとのこと。
本人の体格は一見、中肉・中背で顔色も悪くない。尿回数は1日
5〜6回で夜間尿はなし。便通は2〜3日に1回で硬いとのこと。
主訴は身体が冷える。倦怠感、生理不順2ヶ月1回で3日ほどし
か生理がない。もちろん、食欲はあまりなく、普通分量を残すこ
とが多い。
いろいろと生活の注文をしたいケースであったが、そこを我慢して、まず
漢方薬を飲んでもらうこと優先させた。
まず、補気補血薬として、温経湯(うんけいとう)を考えたが、
より軽い当帰芍薬散にコウジン末とブシ末を加えた処方を
服用していただいた。
すると服用40日で生理が5日もあった。 なんとなく暖冬の
せいか、薬の効果か、冷える感覚が去年より楽になる。
漢方薬の効果を認識していただいたところで、今回から筋肉を刺激して熱産生量をあげる目的で、定期てきに運動(ウォーキングなど)して
もらうことにした。
それから2ヶ月後には、生理が30日周期になり生理日数も6 日間、体温も初めて36℃になり、倦怠感もなくなった。
漢方薬と運動療法(それほどのものじゃないが)での併用での、効果絶大なものがありました。
投稿日:2007-03-13 Tue
最近、固定蕁麻疹ようの皮膚病の経験がありました。1)53歳の主婦、やや肥満体
5年前からの全身の固定蕁麻疹。きっかけは不明
現在、高血圧の治療中。
ほぼ全身に、特に腹部が多い、5mmから1cmくらいの固定
された蕁麻疹が多数ある。痒みはひどく、先端は掻いて破れ
た、汁がでているものもある。
そこで、蕁麻疹や吹き出物によく用いられる
十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)に連翹(れんぎょう)金銀花
(キンギンカ)を加えた煎じ薬に防風通聖散を併用する
2週間後には、服用前より良いとのことで、そのまま同じ
薬を続けた。
その後経過順調であったが、空家の掃除をして、顔面紅潮し て、急激に悪化をみる。薬を皮炎湯(ひえんとう)に変える。
途中途切れながら服用し1年後には上半身はほとんど発疹は なくなった。
非常によく効いているのだが、本人がきちんと服用をしないので困った
症例です。ちなみに2週間分を1ヶ月かけて服用している状態
2)これは最近の例です。20歳の女の学生。
小学生のに時に遠足で、山へ行って草か虫かにかぶれたか
噛まれたかして、下肢全体が水疱性の湿疹状態に、その時
痒み止めを塗った程度で治るように思えたが、その後膝裏に も、アトピ−様の湿疹もでき、皮膚科では最近までアトピー性
皮膚炎として、治療していたが、全く変化がなく相談に
みさせてもらうと、皮膚炎というより患部がやはり5mmくらい
の大きさで盛り上がっており、皮膚炎より一見は吹き出物
のような感じである。しかし吹き出物のように口は開かない。
やはり十味敗毒湯に金銀花・連翹・石膏を加えて、服用
して、1ヶ月で瘢痕を残すのみぬなっている。
アレルギーの皮膚病で漢方の内服薬が奏功することが多く、慢性に 経過したものに非常に有効であることが多い
投稿日:2007-03-10 Sat
男性不妊症男性の場合、不妊症というのか精子減少症というか、私にもよくわか りません。
しかし、時におどろくほどの効果をあげることが漢方薬にもあります。
35歳の会社員、長身・中肉の男性。
はじめは奥さんが不妊のことで相談に見えられ、1ヶ月ほど漢方薬を 服用された。ご主人の検査をしていないとのことで、片手落ちなので、
すぐ検査をしたところ。mlあたり2500万しかないとのことで、
婦人科では、これでは自然妊娠は無理といわれた。その一方で奥 さんの検査は排卵やホルモン検査に異常はないとのこと。
そこで、急遽ご主人に精子数の増強をねらって、漢方薬を飲んでも らうことにした。
薬用人参の精子数増加作用は以前からしられていて、とても煎じ薬 など飲めないことを踏まえて、薬用人参の中でも、作用の強い紅参
(こうじん)をドロドロのエキス剤をお湯にいれたり、あるいはそのまま なめてもらった。
2ヶ月後の検査ではmlあたり3500万に増えていた。経過良好につ きそのまま続け、さらに3ヶ月の検査でml 5000万の報告を受け
た、その月にまでたく妊娠がわかった。
以後転勤先の愛知県から無事出産の報告をうけた。
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